会社の業務内容が書かれているサイトは多いと思うのですが、
ぜひ書いてほしいのが事業目的と事業目標です。
「目標」と「目的」とは
これは、よく使われてる言葉ではありますが、言葉の意味を再度整理してみたいと思います。
まず、目標とは単に目指すべき方向や状態(数字で表される)をいいます。
そして、目的はそこに意味や意義が付け加えられたものです。。
それぞれの関係性は下記の通りです。
目的=目標+意味
ここで、次の有名なビジネス訓話「三人のレンガ積み」を引用してみたいと思います。
おそらく、どこかで聞いたり見たりした事があるかもしれません!!
中世のとある町の建築現場で三人の男がレンガを積んでいました。
そこを通りかかった人が、男たちに「何をしているのか?」とたずねたそうです。
一人めの男は「レンガを積んでいる」と答えた。
二人めの男は「食うために働いているのさ」と言った。
三番めの男は明るく顔を上げてこう言いました。
「後世に残る町の大聖堂を造っているんだ!」と言ったそうです。
このとき、三人の男たちにとって「目標」は同じです。
つまり、一日に何個のレンガを積むとか、工期までに自分の担当箇所を仕上げるとかです。
しかし、「目的」は三人ともばらばらである。
一人めの男は、目的を持っていない。
二人めの男は、生活費を稼ぐのが目的である。
三番めの男は、歴史の一部に自分が関わり、世の役に立つことが目的となっています。
目標は他人から与えられることが十分ありえます。
しかし、目的は他人から与えられないのではないでしょうか?
それは、仕事の意味は自分で見出すものだからだ。
何十年と続く職業人生にあって、他人の命令・目標に働かされるのか、
自分の見出した意味・目的に生きるのか―――この差は大きいです。
仕事の意味はどこからか降ってくるものではなく、
自分が意志を持って、目の前の仕事からつくり出すものである。
もちろんその意志を起こすには、それなりのエネルギーが要る。
しかし、それをしないで鈍よりと重く生きていくことのほうが、もっとエネルギーを奪い取られる。
―――さて、あなたはどちらの選択肢を選びますか?
ところで、先の三人の男のその後を、私が想像するに、
■すべてのホームページ管理者への問い
・他からの目標をこなすことだけに忙しくしくなっていないでしょうか?
・サイト運営の目標に自分なりの意味を加えている(=目的をつくり出すことをしている)でしょか?
・会社のホームページの目的は、パンを得るレベルのことでしょうか?それとも町の大聖堂をつくるレベルのことでしょうか?